山行報告

火打山~妙高山

期日 2022年9月30日(金)~10月1日(土)
天候 1日目晴 2日目快晴
参加者 5名
レベル やや健脚向★★
コースタイム 大宮6:53=長野8:05/8:13=妙高高原8:57/9:10=タクシー=笹ヶ峰9:40/9:50―黒澤橋10:45=富士見平12:18/12:25―高谷地ヒュッテ13:20/14:00―天狗の庭14:10―雷鳥平14:50―火打山15:30/15:50―高谷地ヒュッテ17:00(泊)
6:10―茶臼岳6:45―黒沢池ヒュッテ7:15/7:20―大倉乗越7:45―長助池分岐8:45―妙高山(北峰)10:20/10:55―南峰11:10―鎖場11:40―天狗平12:35/12:45―称名滝・光明滝14:00―妙高山登山口14:40―燕温泉・黄金の湯15:00/15:45―タクシー乗り場15:55/16:00=妙高高原駅16:25/16:46=長野17:27/18:23=大宮19:35
コメント 1日目(晴)笹ヶ峰~火打山~高谷池ヒュッテ
 しなの鉄道の車窓から見える妙高山が青空に映え美しい。穏やかな火打山から荒々しい妙高山へ対照的な二つの山の縦走に心が躍る。
 登山口で自然環境保全のための入域料500円を協力し、可愛い木製ホルダーをいただく。よく整備された木道はブナ林の中を緩やかに登りながら続いている。黒沢の橋を渡ると十二曲りの登りにさしかかる。急坂を喘ぎながら12回曲がると尾根の上に出る。小さな起伏の連続をチシマザサの根で少々歩きにくいトラバース道を終え周囲が開けた笹原を通過すると、三角屋根の高谷池ヒュッテが目の前に・・・。火打山へは高谷池の湿原を反時計回りに回る。天狗の庭から少し登ると稜線に出る。階段の多い急な登りだが、濃い紫色のリンドウが見事でした。頂上からの眺めは素晴らしい。間近に焼山、北アルプスの峰々、360度の展望が楽しめた。眺めを堪能したら高谷池まで来た道を引き返す。途中の地塘の草紅葉はとても綺麗でダケカンバの黄葉も見事だったが、ナナカマドは落葉し終わりかけで実はほとんど付けていなかった。
 高谷池ヒュッテは建て替えて数年なのでとてもきれいで、1人2畳程のスペースがあり快適だった。特にトイレはウォシュレットで良かったです。アメリカCNN〝日本の美しい風景31選〟にも選ばれており、とても美しい景観の中に一緒に佇めたのは嬉しい時間でした。

2日目(快晴)高谷地ヒュッテ~妙高山~燕温泉
 朝5時、2100m高地の冷気を味わいにヒュッテの外へ。目の前に朝日に浮かぶ雄大で美しい火打山。今日の妙高山に心が躍る。
 頂上までの4時間はまだ霜の残る登りを快調に進む。広がる紅葉や池塘の草紅葉に歓声をあげる。10時すぎには妙高山北峰着。日本海、北アルプス、中央アルプス、かすかに富士山を望む360度の展望。時を忘れてゆっくり昼食。目の前には岩稜険しい南峰がせまる。
 妙高山は西側は深林、東側は厳しい岩稜の山。下りは急降下のうえ、岩が濡れていて緊張の連続。長いクサリ場は1本だけの為上りと下りの人達で渋滞。親子連れにはガンバッテと声かけ・・・やっと天狗堂(天狗平)でホッとする。長い下りで膝が痛くなった頃、目にも鮮やかな「称名滝」「光明滝」、写真タイムとなる。
 その後は林道歩き、無事に燕温泉に着き、皆で完歩できた事に感謝し、「黄金の湯」(無料露天風呂)を楽しむ。